石狩湾新港東ふ頭で毎年4月中旬〜10月中旬頃まで開催される『厚田港朝市』。
開催期間には札幌からも多くの方が朝早くに訪れる人気の朝市です。
新鮮な海鮮を安く購入することができるだけではなく、季節により獲れるものが異なるので毎月行くたびに時期の魚介を楽しむことができる面白さもあるのが魅力です。
厚田港朝市
札幌から車で約1時間、1996年から続く人気の朝市の『厚田港朝市』。
毎年4月中旬〜10月中旬頃までと長い期間開催していることでも有名です。
漁港の横に各水産会社産のお店が約20軒も並んでいます。
営業は7時〜14時ですが、売り切れ次第終了してしまうので早い時間に行くのがオススメ。
混み合う週末にはお昼前にはほとんど何もないなんてこともあるのでご注意ください。
ものによっては漁から戻ってくる時間が遅いこともあるので何を買いたいかなど予め狙いを定めるのも良いかもしれません。
今年もこの時期がやってきた!と張り切って4月中旬にお邪魔した筆者ですが、今年は少し遅い開催のようで地元の方に情報を聞き翌週にも再訪問してきました。
お買い物
二度目の訪問時の到着時刻は8:30。
意気込んで向かったものこの日は風の影響で漁がなかったそうであいにく魚がありませんでした。
その為、営業しているお店も少ない状況です。
そんな中、真っ先に向かったのはこちらの『上山水産』さん。
遠目で見てもわかる、光り輝くお宝を発見。
天気が良い日でも沖は荒れているなんてこともあります。
この翌日は曇り+小雨の天気でしたが漁があり魚も豊富だったようです。
お刺身用のホタテがなんと1.5kg入りで1,000円。
これは買わなきゃと思い、すかさず購入します。
この後すぐ売り切れになっていたので、もう少し遅い到着だと購入できなかったので平日でも遅い時間だと売り切れている可能性が高そうですね。
購入時に「小さいの幾つか入れておくね」っとおまけも入れていただけました。
そのお気持ちがとても有り難く嬉しいです。
石狩と言えば名物の『飯寿司』。
主に厚田地区で毎年11月〜12月にかけて作られているんだそうです。
この厚田港朝市では多くのお店で飯寿司が販売されていて、各店舗の自家製なので行くたびに色々な店舗で購入してみるのも楽しいです。
飯寿司が大好物の筆者が購入させていただいたのは優しいお母さんがいる『佐藤博水産』さん。
古潭で水揚げした魚を使用し、お店で手作りされた飯寿司は『にしん・さけ・はたはた・ほっけ・かながしら・かじか』と種類が豊富。
これだけ色々な種類があるのが厚田ならではです。
かながしらの飯寿司を見たのは初めてでした。
飯寿司の隣には同行者佐藤の大好きな『ぎんなん草(ほとけのミミ)』がありました。
札幌ではあまり見かけないのでこれは買わなきゃとこちらと横にあった岩のりも合わせて購入させていただきます。
銀杏草(ぎんなんそう)は別名ほとけのみみと呼ばれる天然の海藻です。
日本海側の限られた地域でしか水揚げされず手摘みで獲るので年々希少価値が高いものになっているそうです。
その他「丸干しにしん」や「糠にしん」なども販売されていて、「漁がある日だと生魚が沢山あるからまたおいで」っと優しく教えてくださいました。
実食
先ずは『佐藤博水産』さんで購入したものから。
はたはたの飯寿司
はたはたの飯寿司 1,200円
色々な種類がある中で今回購入したのは『はたはたの飯寿司』。
開けてびっくりかなりの大きさ。
写真でうまく撮ることができなかったのですが、1匹あたりの大きさがこの容器の縦の長さと同じくらいでした。
身の厚いハタハタの味がギュッと凝縮されていて、味もとても美味しかったです。
次回はどのお魚の飯寿司を購入しようかなと考えるのも楽しいです。
ぎんなん草(ほとけのみみ)
ぎんなん草はこのように冷凍の状態で販売されていました。
食べる前に水で洗って食べやすい大きさに切り、器に入れて熱々にお味噌汁をかけて食べます。
ぎんなん草のお味噌汁は出汁が濃厚で身体に染み渡る味でとても美味しいです。
二袋購入しましたがあっという間に一袋食べてしまったのでまた近々追加購入しに行きたいと思います。
岩海苔
岩海苔 400円
岩海苔もお味噌汁に入れていただきました。
量も沢山入っていて味が濃くてこちらもとても美味しかったです。
ホタテ
ホタテ(1.5kg) 1,000円
『上山水産』さんで購入したホタテ。
1.5kgにおまけも入れてくれて見るからに沢山です。
大きさは少し小ぶりではありますが、数えてみたところ17枚もありました。
状況にもよるかと思いますが、ホタテは4月と7月に出ているようです。
次のチャンスの7月はウニも出ていて混雑する時期なので、今回よりも朝早くの出発が必要そうです。
帰宅後すぐに殻を剥いたところ、ぷりっぷりで身のつまったホタテがぎっしりと入っていました。
小ぶりだと思っていましたが、この量で全体の1/3の量とたっぷりのボリューム。
鮮度良く新鮮なホタテは身に弾力があり、サクサクとしていて繊維を感じる食感。
身の甘さもあって最高です。
ホタテのヒモもこっこも新鮮。
これだけ質の良いものを安く購入できるのは厚田港朝市の魅力です。
来月にはまたお魚の旬が変わるのでまた訪れたいと思います。
朝市情報
漁港に入る道に看板があるのでそれを目印に中通りに入り、道を進むとこちらの漁港の景色が飛び込んできます。
駐車場は一度朝市を通り過ぎた奥側にあります。
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