札幌から高速を利用し約50分、北海道の近代炭鉱と鉄道、そして北海盆唄発祥のまちでもある『三笠市』。
炭鉱で栄えたまちには昔から伝わる美味しいグルメや様々な歴史を学べるスポットが数多くあり、一日では回りきれないほどの見所があります。


更科食堂

かつて炭鉱で栄えた三笠市。
「幾春別炭鉱」と「奔別炭鉱」の二大炭鉱で栄えた『幾春別』にある創業100年を超える幾春別エリア最古であり唯一のお蕎麦屋さんの『更科食堂』さん。
味のあるお店の佇まいがもう素敵ですね。

扉を開けると更に扉があり入口と出口に分かれていました。
メニュー





※金額は訪問時の価格の為、変更となる場合があります。
名前の通りお蕎麦は更科蕎麦。
冷たいのと温かいものに丼物も充実しています。
また、ラーメンも美味しいと聞くのでどれにするかとても迷いました。

注文を決めたら券売機で注文・支払いを行います。
店内

店内の懐かしい雰囲気がとても居心地良く落ち着きます。
注文を済ませて待つことしばし….
実食
にしんそば

にしんそば 1,200円
佐藤の注文は『にしんそば』出汁の良い香りが漂います。
冷たいのもいただきたかったのでかなり迷いましたが今日は温かいのをいただきました。

お蕎麦は真っ白で上質な更科蕎麦。
薬味にネギも付いてきました。
最初はスッキリとした味わいのつゆですが、食べているうちににしんの甘露煮の旨みが溶け出してコクが増していきます。

脂がのっていてふっくらとした身のにしん。
北海道を味わえる美味しい一杯です。
行者ニンニクそば

行者ニンニクそば 1,200円
私注文は山の息吹き『行者ニンニクそば』。
1日10杯限定の期間・数量ともに限定のお蕎麦です。

行者ニンニクは生と茹の二層仕立てになっていてそれぞれの香りの良さを味わうことができます。
ご夫婦で日高山系へ行かれて一本ずつ手摘みされたものなのだそうです。

わさび・ネギと味変に「胡桃味噌」も添えられています。
券売機でわさびは多めにカスタマイズしました。

喉越しが良く舌触りの良いおそばに香りの良い行者ニンニクがプラスされて北海道の春の味覚を堪能することができるお蕎麦です。
お蕎麦・かえし・行者ニンニクどれもが美味しいです。

残り少なくなってきたところで「胡桃味噌」で味変。

甘めの味噌とお蕎麦が良く合っていてこちらの食べ方も非常に美味しかったです。
チャーシューめん

チャーシューめん 1,300円
どうしても食べたくなり『チャーシューめん』も注文。
お麩やなるが入った懐かしさを感じる見た目が良いですね。

大きなチャーシューが4枚乗っていて綺麗なスープの醤油ラーメンです。
昔ながらの味わいにコクと旨みをプラスした美味しさです。
ライスも欲しくなる味でしたが今回は食べ歩きなのでグッと我慢。

お蕎麦もラーメンもどちらも美味しいのでこれは次回来る際にもかなり注文を迷いそうです。
更科食堂さんは創業100年を目前に2020年に惜しまれながら閉店しましたが、その後市が後継者の方を募集し現在の四代目の店主さんが受け継がれたのだそうです。
味の歴史を受け継ぐというのは私の想像を超える大変なことだと思いますので、このように美味しいものがいただけていることに感謝しかありません。
お店情報






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