幻の鮭と羅臼昆布羅〜メンで道東の味覚を堪能!「道の駅知床・らうす」にある羅臼の海味『知床食堂』

北海道道東の世界自然遺産に囲まれる『羅臼町』。
斜里町の反対側、知床半島の東南に位置し、日常ではなかなかお目にかかれない野生動物や野鳥観察を楽しむこともできる魅力の溢れた町です。
1年を通して海の幸を獲ることが出来るので、有名な羅臼昆布や真ほっけなど羅臼産に上回るものはないと言われるグルメも沢山あります。

目次

羅臼の海味 知床食堂

羅臼昆布や真ホッケなどが有名な『羅臼町』。
魚の城下町と呼ばれる全国でも有数の漁獲量を誇る町にある『道の駅 知床・らうす』
こちらの道の駅は観光案内所だけではなく、売店のお土産の種類も豊富で羅臼に行くと必ず寄るスポットです。
旅行で羅臼を訪れた際に食事をできるお店は中休みが多いので時間を気にしながら向かうことになるのですが、道の駅に隣接した食堂の『知床食堂』さんは通し営業なのでとても助けられる貴重なお店です。

外観

道の駅に隣接した「らうす深層館」では1Fで海産物や昆布などのお土産が購入ができます。
羅臼の海味『知床食堂』さんは1Fと2Fに食堂があり、1Fにはテイクアウトコーナーもあります。

筆者が伺ったのは15時頃だったので、1Fはお昼休みで2Fのみ営業されていました。
入口は店内から2階に上がる階段のところありました。

メニューやオススメランキングなどが掲示されているので見やすく入りやすい雰囲気なのがありがたいです。

オススメ1位は『羅臼昆布羅〜メン』、2位の『知床前浜定食』も美味しそうですね。
知床といえば『バフンウニ』も有名なので『うに丼』も気になります。

店内

店内は大きな窓があり、圧巻のオーシャンビュー。
道路を挟んで向かい側に海が広がっているので雄大な景色が広がっています
羅臼は海と道路の高さが近く感じて海がすぐそこにあるような気がしました。

羅臼と言えば『羅臼昆布』。
道民だからでしょうか、子供の頃から昆布と言えば「日高」か「羅臼」と言われ育ってきました。
本場はやはり違います、今まで見てきた昆布の概念を壊すほど大きな昆布が壁に飾られていました。

店内はテーブル席と小上がり席があり、ゆったりとした空間です。
座席の間隔も広く落ち着いて食事ができて居心地が良かったです。

窓際には双眼鏡も置いてあり、食事を待っている間に海の上を飛んでいる野鳥などを観察することもできます。
遠くにうっすらと国後島も見えています。

天気の良い日には国後島がはっきりと見えるそうです。

メニュー

※金額は取材時の価格になるので変更となる場合があります。
メニューは焼魚定食や海鮮丼、気になる『黒ハモ丼』などもあります。
ラーメンやジビエ料理までメニュー数が多いので、道東の名物グルメはこちらで全て食べられるのではないかという程のラインナップ。

羅臼に来たからには食べたいグルメ、あれもこれも迷うのですが胃の容量が限られているのが悔やまれます。

実食

クリオネラムネ

クリオネラムネ 250円

まずは乾いた喉を潤す『クリオネラムネ』
知床海洋深層水を使用したスッキリとした北海道限定のラムネです。

この小窓から覗くと可愛いクリオネが描かれています。
実際にクリオネは入っていませんのでご安心ください。

ガザエビ

ガサエビ 300円

初めて聞く名前だったので思わず注文した『ガサエビ』
実際に見ても初めてお目にかかる少しイカつい風貌です。

この『ガサエビ』は地元羅臼の方々は庶民の味として昔から食べられていたそうですが、数年前に実は新種だと判明
判明した際に慣れ親しんだ地元の方に衝撃が走ったそうです。

地元では『カブトエビ』『ゴジラエビ』などの呼び方もするそうです。

子供の頃から食卓に出ていたものが新種だったら衝撃だよね。

日本を探せばこういう発見がまだありそうで夢があるね。

かなり大粒でしっかりした卵が中に入っていました。
食感はハタハタの卵に近く、少し皮が硬めです。

食感はシャコに近く、味はエビとシャコの中間の味わいです。

羅臼に来たから食べることができた味だったので、是非来た際には『ガサエビ』食べるべき一品に思います

時鮭定食

時鮭定食 2,500円

焼魚好きな同行者佐藤が注文したのは『時鮭定食』
羅臼のホッケと迷いに迷いながらも鮭好きなら一度は食べたい羅臼の時鮭に

『時鮭(ときしらず)』は秋鮭と同じ種類ですが、通常秋に獲れるはずが時期を外れた春に獲れるので「時を知らない」=「時知らず」と呼ばれる所以なんだそうです。

白子や卵がない若い鮭なので、その分栄養が身に行き渡るので身がふっくらしていて脂ののりが抜群でとても美味しいです。
身の厚さ、ふっくら感、程よい塩加減、焼き加減もちょうど良く一口一口大事に噛み締めます。

一緒に運ばれてきた醤油は『鮭節昆布醤油』でした。

定食には時鮭、ご飯、お味噌汁、漬物、小鉢2品、いくらの小鉢が付いてきました。

定食に付いてきた嬉しい『いくらの小鉢』
味付けが美味しく、とても綺麗ないくらで美味しかったです。

貴重な時鮭といくらをはじめとした小鉢も沢山付いた定食で羅臼で食べることができて良かった定食でした。

羅臼昆布羅〜メン

羅臼昆布羅〜メン 900円

筆者注文はオススメ第一位の『羅臼昆布羅〜メン』。
入口のメニューを見てこのネーミングセンスのラーメンは食べなきゃと思いました。

羅臼の昆布は風味も旨みも強い出汁が出ると評判です。

具には「とろろ昆布」と「刻み昆布」。
スープには高級羅臼昆布と羅臼産の鮭節をふんだんに使用しており、塩は昆布塩を使用しているそうです。
スープを飲むと昆布の旨みが一気に押し寄せてくる贅沢な一杯です。

麺を持ち上げてびっくり、昆布が練り込まれていて緑色の麺です
ここまで徹底的に昆布にこだわった一杯は他にはないんではないでしょうか。

上品の旨みの出たスープはいつまでも飲んでいたくなる味です。

羅臼の美味しい昆布が満喫できる美味しいラーメンでした。

お店情報

『知床食堂』さんのレジ横には『らうす昆布羅〜メン』のお土産も販売されていました。
お店から見えるオーシャンビューの景色も圧巻で食事も美味しく、羅臼に来る度に寄りたいお店です。

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