北海道最南端の町『松前町』。
かつて松前藩がおかれ、蝦夷地と本州を結ぶ交易の場として栄えた町は北海道で唯一の城下町でした。
また、道内屈指の桜の名所としても知られていて、桜の咲く時期には道内外から多くの方で賑わいをみせます。
松前と言えばその名の付いた「松前漬け」をはじめ、名物グルメも豊富。
今回は老舗の『温泉旅館 矢野』さんの名物弁当を購入させていただいました。
温泉旅館 矢野/レストラン 矢野
昭和26年創業、松前で一番の老舗旅館『温泉旅館 矢野』さん。
地元の食材を使用した料理と天然温泉が魅力で一度宿泊するとリピート必至のお宿。
宿泊したいですが、今回は食を目当てにやってきました。
お宿に併設するのは宿泊者の方以外も利用できる『レストラン矢野』さん。
店内飲食も可能なのですが、時間の都合により事前に電話で注文したテイクアウトのお弁当を受け取りにきました。
受け取り・支払いは旅館のフロントで行いました。
実食
タイミングに寄ると思いますが、電話で注文後15-20分ほどで出来上がるとのことでした。
※金額は訪問時の価格になるので変更となる場合があります。
海苔だんだん弁当
海苔だんだん弁当 1,500円
松前産の手摘みの岩海苔を使用した『海苔だんだん弁当』。
お箸とおしぼり付きです。
レストラン矢野さんでは「松前海苔だんだん」というメニューがあり、店内でもいただくことが可能です。
蓋を開けるとびっしり詰まった海苔弁当の登場。
岩海苔の良い香りがします。
お弁当には松前海苔、自家製松前漬け、しそわかめの佃煮、お漬物が入っています。
ご飯がたっぷり詰まっていて、ほんのりお醤油がかかっています。
口に入れると広がる海苔の良い風味。
まさに海苔弁当の最上級、とても美味しいです。
わかりにくいのですが、貴重な高級岩海苔が贅沢にご飯の間にも敷き詰められていて段々になっています。
松前では海苔弁当をこのように段々にしているので「のりだんだん」と呼んでいるのだそうです。
本場松前の「松前漬け」は温泉旅館 矢野さんの自家製のものだそうです。
良く食べている市販品のような粘りっ気がなく、自家製ならではの美味しさ。
岩海苔弁当を引き立てるサイドも全て美味しいです。
特にこちらのしそわかめの佃煮、幾らでも食べられそうな味です。
ご飯がしっかりと詰まっているのでボリューム満点でした。
北前船弁当
北前船弁当 1,800円
こちらは鰊と数の子の『北前船弁当』。
レストランメニューには見られないお弁当限定のようです。
ご飯の上には松前漬け、ニシンの甘露煮、数の子がのっていて、サイドにはしそわかめの佃煮、お漬物もついています。
大ぶりのニシンと数の子のこのビジュアルに蓋を開けてテンションが上がります。
骨まで柔らかいニシンの甘露煮を一口頬張り、美味しい松前漬けとご飯で後追い、最高です。
具材がたっぷりなのでご飯のお代わりが欲しくなる贅沢なお弁当です。
大好物の数の子はかなりの大きさ。
コリコリの食感でちょうど良い味付け。
「海苔だんだん弁当」も「北前船弁当」もどちらも満足感の高いお弁当でした。
次回は店内でも食べてみたいと思います。
お店情報
「道の駅 北前船 松前」から車で約2分ほどの距離にあります。
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